日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

時事問題から

◎梅雨時期の豪雨災害と正常性バイアス

〇7月3日、梅雨前線の影響では東海や関東を中心に非常に激しい雨が降り、午前10時半ごろ、静岡県熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生した。 土砂崩れの原因について、知事は「大雨で地盤が緩んで上流で土石流が発生し、下流に従って勢いを増して、国道135号…

◎私的な新型コロナワクチン接種の展開

〇わたし自身はどちらかというと、肺機能が極度に悪いこともあり、新型コロナ感染に嫌な感じを持っているが、対策としては、まず食生活をはじめ日々の暮らしで自己免疫を高めておくこと、手指消毒・マスク・三密を避けるなど必要最小限のことはして、出来る…

◎3度目の緊急事態宣言に思う。(岩田健太郎氏の提言など)

〇大阪、兵庫、京都、東京に3度目の緊急事態宣言が発令されるという。 今度の非常事態宣言についての印象は、ひたすら市民に「自粛のお願い」してばかりで、政府などの対応があまり伝わってこない気がしている。それなりにしていると思うが、ブレーキとアク…

◎非常時の心構え(コロナ禍の状況の中で)

〇自由な行動と豊かな暮らし この時期は行楽に各地に出かけていたが、昨年2月から一年以上、行動範囲はせいぜい居宅から1時間程度で神戸市からは出ていない。 居宅はどちらかというと都会地にあるが、近くに自然豊かな大小の公園もあり、季節の草花や海沿い…

◎「イベルメクチン」と「新型コロナウイルス」のこと

〇最近、新型コロナウイルス感染症の治療や予防に「イベルメクチン」の有効性が一部で話題になっている。懇意にしている友人も大層な期待を寄せている。 その期待のかけ方がどうかなと思ったので、そこでいろいろ調べてみた。 イベルメクチンについては2015…

◎新型コロナウイルスのワクチンに思う。

〇最近の話題として、新型コロナウイルスのワクチンの入荷・用意と、その接種対象者のプランが提示されている。すでに医療従事者等への接種が順次行われている。 厚生省によると接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定。最初は、医…

◎退院後10ヶ月目の脊髄小脳変性症の診察を受ける。

〇今日は定期的な検査でK病院に行く。新型コロナウイルスもある程度落ち着いてきたが、ごった返していた総合病院の窓口受付はそれ以前と比べて4分の一程度になったのか、受付から診療まですんなり進む。 ヘンな言い方になるかもしれないが、それほど必要性…

◎新型コロナウイルスとベーシックインカム(BI)

〇先日、国民に一律10万円を給付する「特別定額給付金」が届いた。 現在無収入の私たちにとって、コロナによる収入的な影響はないにしても、一時的とはいえありがたくいただいた。 息子は小さな町工場を一人で担っているが、単価の安い部品注文はそれなりに来…

◎自分の足で立ち自分の頭で考える。

〇人が生きていくときに、考えたり問い続けたりすることは大切にしたいと思っている。それに先立って「自分の足で立ち、自分の頭で考える」ことは必然的なことである。 1歳半の孫の育ちを見ていて、多くのことを親など家族に支えられて育まれていくが、「自…

◎「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか」(ユヴァル・ノア・ハラリの発言から)

※ユヴァル・ノア・ハラリ氏は3月15日付アメリカTIME誌に「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか――今こそグローバルな信頼と団結を」を投稿した。 4月25日にNHK・ETV特集で「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」の…

◎ウイルスについての基礎的な話(長期的視野にたって)②(長谷川真理子の研究から)

〇長谷川真理子の「ウイルスの話」(3回シリーズ)から インターネットの「10MTVオピニオンプレミアム」に基礎的な「ウイルスの話」(3回シリーズ)として述べている。 要旨は次のようになる。 〈ウイルスとはいったい何なのか。彼らは生物とは異なり、自分…

◎ウイルスについての基礎的な話(長期的視野にたって)①(福岡伸一の研究から)

〇新型コロナウイルスに関して、短期的には、世界中の叡智を結集し協力し連帯し、収束から共存に道へ誘うことが肝要だと考える。 社会的に人々が対応できる免疫システムができるまで,さらに予防・検査・治癒などの対応システムなど整うまで、ある程度時間が…

◎緊急事態宣言の中で、工夫を重ねて暮らしている。

〇安部首相、7都府県に緊急事態を宣言。5月6日まで、私権に法的制限。 対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、特措法による緊急事態宣言は初めて。私権制限を伴う措置に法的根拠を持たせ、国内対応を強化するという。 感染症へ…

◎共存そして人の協力から、新型コロナウイルスをみる

〇新型コロナウイルスと肺炎 先日志村けんさんがお亡くなりになりました。近来はほとんど知らないですが、以前ドリフターズで面白かった記憶があり、昨日の追悼特別番組もお笑いに徹していて、凄いなあと思いながら見ていました。同年代でもあり寂しい感じが…

◎九年目(2020年度)の東日本大震災の記録から

※「“中間貯蔵施設”に消えるふるさと~福島 原発の町で何が~」「“奇跡”の子と呼ばれて~釜石 震災9年~」の二つの記録を取り上げる。 〇7日にETV特集選「“中間貯蔵施設”に消えるふるさと~福島 原発の町で何が~」をみた。番組内容は次にようになっている。…

◎「誰もが安心して暮らせる」社会気風を(新型コロナウイルスについて思う)

〇新型コロナウイルスについて思うこと 伝染病などによる感染症の歴史は生物の出現とその進化の歴史とともにあり、有史以前から近代までヒトの疾患の大きな部分を占めてきた。 いろいろ調べて、次のことがいえるのではないかと思う。 ・感染に関しては、発病…

◎「自分のこととして」みていく

〇今話題になっている新型コロナウイルスのことで、どちらかというと私にはある程度距離を置いた出来事だったが、奈良の観光バスの運転手に症状がでたとの報道に、バスの運転手をしている友人のS君のことを思い、ぐっと身近なことになる。 ヒトからヒトある…

◎阪神淡路大震災から25年がたち、思うこと。

〇先日阪神芦屋駅の踏切で高齢と見える男の人が転んだ。丁度信号が鳴り出し、遮断機が下りるところだった。すぐに線路の外に這い出してきたが倒れたままだった。丁度眼の前でみたので、ハットしたが、自分の体は動かなかったというか動こうとしなかった。 そ…

◎家の娘は甲でも乙でもなく美帆です。

〇「津久井やまゆり園」事件関連のニュースで次のことが印象に残った。 2016年7月、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、障害者ら45人が殺傷された事件の裁判員裁判が8日、横浜地裁であった。 初公判を前に7日、事件で亡くなった女性(当時…

◎「照一隅」(中村哲)

〇中村哲さんが、講演などで繰り返し伝えてきたことばに「照一隅」がある。 自身が置かれた場所で一つのことに最善を尽くす、という意味になるのか。天台宗の開祖・最澄の『山家学生式』で使われている言葉らしい。 2003年の若い医学生対象の講演『病気はあ…

◎「花を愛し、詩を吟じる(中村哲)

〇概して現象にあらわれた言葉や行動に目が行きがちになりますが、そのもとにある考え方やいのちの息吹、そこからかもしだされる態度をみていきたいと思っています。 中村哲さんはその言動がよく取り上げられますが、そのもとにあるものに惹かれています。 …

◎「100の診療所より1本の用水路を」(中村哲)

〇入院中妻をとおして、親しくしている福島の友人からの報告を聞いた。 10月の19号台風により、浸水被害、泥水による家・家具などの惨状、壊れた建物など惨憺たる状況があちこちにあり、後片付けも遅々として進まず、日々いたたまらないそうである。聞いてい…

◎子どもたちが育つあたたかい社会へ

〇先日Facebookに「子どもの育ちを描いたドキュメンタリー映画から」を紹介した。 映画は、「子どもの貧困問題」がクローズアップされている社会の現状をまずは知り、社会問題として考え、今、生きづらさを感じている子どもも大人も、誰もが幸せに暮らせる社…

◎日馬富士引退に思う

〇日馬富士が引退することになった。最も贔屓にしていた関取で、まだまだやれるのではないかと、また、相撲取りとしての品格も感じていたので、なんか寂しい気持ちがある。 新聞で次のように報道されていた。 〈伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の顔は、日馬富…

◎熊本地震から1年たって

〇『熊本地震2016の記憶』から 熊本地震から一年たち、ここ数日各種報道による様々な声が発信されている。車中泊などで直接死よりも関連死の方が多いという特異性があるなど、その困難さが伝わってくる。 一方、次から次へと起こってくる様々な情報のなかで…

◎「責任」とはなんだろう。(認知症事故賠償訴訟に触れて)

〇「認知症事故賠償訴訟」の判決について 平成19年、愛知県大府市のJR共和駅の構内で、認知症の91歳の男性が電車にはねられ死亡した事故で、JR東海は振替輸送にかかった費用などの賠償を求める裁判を起こし、1審と2審はいずれも家族に監督義務があ…

◎「いるだけでいい」と言い切れる〈ひと〉に

〇相模原・障害者施設殺傷事件に触れて それを知人から知らされたとき、「なんて酷いことをするのだ」というような思いが出てくる。その後のニュースや知人の話から、犯人の「重度の知的障害者や重複障害者は1人で生きることができず、税金で養ってもらって…

◎石原吉郎に関する各種論考から

〇「私は告発しない、ただ自分の〈位置〉に立つ。」 最近、ある関心から石原吉郎関連の本を読むことが多い。その中で、石原の信念ともいえる「〈告発の姿勢〉や〈被害者意識〉からの離脱、断念」に、思うことがある。 折々、私は実顕地のことについて書いて…

◎〈体験〉そのものの体験(石原吉郎のエッセイなどから)

〇体験から追体験をへて身についた経験へ 最近、コミックエッセイ『カルトの村で生まれました』や、そのことも含めてその時期の実顕地のことについて、知人や元学園生、家族などと話し合ったり、自分のことをふりかえったりする。 また、これまでも人の体験…

◎一人ひとりの〈生〉に寄り添って(石原吉郎の論考などから)

〇私的体験と計量的発想法 先日、交流している福島の友人Sさんと話す機会があった。東日本大震災のことに話が及ぶ。 復興についてはまだまだなこともあるが、そうじて現象的には落ち着いてきているのではないかと仰っていた、 Sさん一家は大震災のただ中に…