2017-01-01から1年間の記事一覧
〇長くは生きられない若者たちの“生”を描く 『わたしを離さないで』の舞台は、へールシャムという全寮制の学校で、普通の小・中学校とは違って、生徒たちは臓器提供だけのために生まれてきた「クローン人間」である。しかもこの学校は、「クローン人間」でも…
(12月16日) 知人F氏が体験も踏まえながら文学作品を書いていて、とても楽しみしています。推敲段階にあるそうで、時々Facebookに一部掲載され、それに様々な人がコメントを寄せています。最近の投稿にその村の「自動解任」の様子が描かれていて、何人かが…
〇「ファスティング」をする 交流を重ねている知人たちと、私たちも関心が深い健康な暮らしや食生活に関しての話をよく交わす。その流れから、かねて興味があった「ファスティング」(fasting)をすることにした。 ファスティングは英語で断食のことをさすが…
〇日馬富士が引退することになった。最も贔屓にしていた関取で、まだまだやれるのではないかと、また、相撲取りとしての品格も感じていたので、なんか寂しい気持ちがある。 新聞で次のように報道されていた。 〈伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の顔は、日馬富…
〇どこまでも探究し、知っていこうとするとは、どういうことだろう? 私たちがやること、考えること、そして感じることの大半は、無意識なものである。というところから、意識化できない身体の状態を考えて、ある方式のファスティングをしている。 それと繋…
〇11月23日に私たちの娘が「フットリーディング」を受け、Sさんの了解のもと、その説明の録音をし、私なりに編集した。専門的なことなど、よく分からないところもあるが、わたしたちへの療法を含め、気持ちはよく伝わってきた。むろん文責はわたしにある。 …
〇回復期1日目 朝食は焼き梅&玄米焙煎粉スープ500mlで、紀州産梅干し5個を焼いて、スープの中で潰しながらいただく。かなり酸っぱいが美味しいねと言いながら、ゆったりと飲み干す。食してあっという間に便通があり、私は1回、妻は3,4回繰り返した。か…
〇2017年11月9日「フットリーディング」をS女史から受ける 知人の紹介でリフレクソロジストの島さんからフットリーディング(足裏療法+身体状態分析)をしていただく。 ※リフレクソロジー(Reflexology)とは、反射療法とも呼ばれ、主に足の裏の特定部位…
〇武藤洋二著『紅葉する老年』(旅人木喰から家出人トルストイまで)を読んで 古代中国の思想では人生を四季にたとえ、五行説による色がそれぞれ与えられ、「玄冬」「青春」「朱夏」「白秋」とした。生まれてから幼少期は混沌のなかにあり、相当する季節は「…
〇紅葉の樹々に思うこと 紅葉・黄葉は、主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色が変わる現象で、日照時間が短くなり、気象条件が光合成に適さない冬を迎える前に葉の老化反応(植物学的)が起こる。紅葉、黄葉、褐葉の違いは、植物によってそれぞれの色素を作り出…
〇知人のkさんがFacebookに転載してくれる新間草海氏のブログ記事を楽しみにしている。今回のタイトルは「故・佐々木正美先生のこと」 今年の6月に、児童精神科医の佐々木正美先生は亡くなられた。 新間氏は「中心子どもの家が主催する講演会、勉強会に何…
*昨日、新間草海氏のブログ「佐々木正美先生について」を紹介した。そのブログをもとにした著書を2年前に紹介した。此度その記事を掲載したブログを閉じることもあり、とても面白いので、ここに再録する。 〇Sくん、しあわせになりなよ! 新間草海著『叱…
〇おぐらやま農場からリンゴと梨が送られてきた。3年前から年間会員になり、随時各種果物などが送られてきて我家の食生活に潤いをもたらしてくれる。各品種の丁寧な説明書きとともに、ニュースレターも楽しみにしている。連載記事「畑が教えてくれたこと」…
〇66歳すぎてからモノがかすんで見えたり、二重に見えたりしていた。定期的に眼科で検査していて、そろそろ白内障の手術を考えてもいいいと言われていた。あるとき長時間の会議後、運転して帰るときに、中央の白線がダブって見えてかなり難儀し怖かったこ…
〇お知らせ 最近ブログを新たに立ち上げました。名称は、日々彦「ひこばえの記」です。http://masahiko.hatenablog.com/ また、Word press掲載の「日々彦通信」は、内容を分けて、「はてなブログpro」に移行する予定です。 移行内容は、ヤマギシ関連は「広場…
〇『熊本地震2016の記憶』から 熊本地震から一年たち、ここ数日各種報道による様々な声が発信されている。車中泊などで直接死よりも関連死の方が多いという特異性があるなど、その困難さが伝わってくる。 一方、次から次へと起こってくる様々な情報のなかで…
〇人生が何を私たちから期待しているのか ・はじめに 最近、知人の訃報が続き、親しくしている人の急遽入院されたとの連絡を受けることがあった。 私は、特に身体に関して妙な違和感を覚えることが多くなり、「老い」や「死」について考えることも度々おこる…
〇叔母の死 3月10日に叔母が亡くなり、すぐに叔母の家にかけつけ、拝ましてもらう。普段からこぎれいな方であり、穏やかな寝顔でやすらかな感じがした。死因は急性心臓病、享年84歳。 教職退職後、しばらくして社会福祉法人「放泉会」に関わり、その中…
〇「認知症事故賠償訴訟」の判決について 平成19年、愛知県大府市のJR共和駅の構内で、認知症の91歳の男性が電車にはねられ死亡した事故で、JR東海は振替輸送にかかった費用などの賠償を求める裁判を起こし、1審と2審はいずれも家族に監督義務があ…
〇自らの背中を見つめる 能の世阿弥の言葉に、自分の姿を左右前後から、よくよく見なければならないという意の「離見の見」がある。自分の演じている姿を見る者たちのうちにおいて、よくよく見てみなければいけないという。実際には、眼は自分の眼をみること…
〇知人Kさんの投稿から 最近、知人Kさんの、80歳前後の両親の今後についての思いを綴ったFacebookへの投稿があった。 それに対し、様々な方からご自分の体験などを交えてのコメントが続いている。 私も、このことはKさんだけでなく現在の高齢社会の課題…
〇〈老い〉や〈高齢社会〉について現時点(今年70歳になり向老期として見ている)で思うことを綴っていこうと考えている。 現在は見方が少し変わってきているが。以前、高齢者の介護活動や義父母をみとるなかで、「老いる」とは、どういうことなのかについ…
〇新春に描く 正月に、現状の自分について見直したり、これからのことなど考えてみたりした。 エリック・ホッファー『波止場日記』(田中淳訳、みすず書房)の、次の文章が好きなのでそこから見ていく。 〈世間は私に対して何ら尽くす義務がない、という確信…