たまゆらの記
○10日ほど前、朝4時頃、目が覚めてトイレに行くときに、ベッドから立ち椅子につかまり、足を踏み出す際に滑りドスンと大きな音で尻からひっくり返った。 尻の辺りが痛く朝の体操のとき随時痛みを感じた。 その後しばらく、横になるとき当たると尻の辺りが…
○最近韓国のTさんと交流を始めた。約35年ぶりの再開となる。 なんか急に韓国が身近になった。夫婦で養鶏に携わっているので、最近ニュースになった鶏インフルエンザなどがあると大丈夫かなと気になる。 友人から声かけてもらって、機関紙、カレンダーなど送…
〇先日韓国のTさんから写真つきのメッセージをもらい、懐かしかったです。 私は40年程前、しばらく20歳前後の若者や青年たちと関わっていました。その青年たちも、その当時の私以上の年齢になっていて、ブログやFacebookなどで、各地で活躍しているのは楽…
○今の病状 脊髄小脳変性症と診断されてから3年以上経過した。 身体のギクシャク度はますます嵩じている。寒さもあり、身体が固まって動きが悪い。 これまで冬の寒さはそれほど気にならなかったが、昨日、今日の寒さは堪える。現在の大きな課題として就寝中の…
○数年前から阪神淡路大震災の追悼行事を取りやめる動きが、兵庫県内で出てきて、コロナの影響により、今年はさらに縮小されている。 被災者の高齢化による身体的負担が進んだこともあり、行事の減少傾向は近年続いていて、関係者からは「震災の風化につなが…
〇昨年、友人・知人の死去の知らせに様々な思いがあり、わたしも「死」を意識することも多くなりました。 それと共に、今を豊かに楽しく生き、願わくは次代にささやかでも寄与するものがあればと思っていて、今の自分のやれることとしてブログなどに書いてい…
〇館野泉・鬼の弾くピアノ演奏を観て 12月30日にNHK BS1「鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉」を観る。 番組を、自分の生き方・暮し方に引きつけて見ていた。 番組は今秋、世界的な左手のピアニスト、舘野泉(86)が「コロナ禍を生き抜く力を宿す」新曲を携え…
〇50歳を過ぎてから難儀を抱えた高齢者や重度心身障がい者関連の活動をしていたととき、気持ちの置き所は、一人ひとりに応じていろいろではあっただろうが、総じて第三者的な視点で関わっていることが多かったと思う。 3年前脊髄小脳変性症と診断され、徐…
〇「老い」を有意義に 難病を抱え75歳になる私にとって今心に置いていることは、自分の心身状態を冷静に見つめ状況に対応する客観力が必要ではあるが、どこまでも可能性を探っていく。 出来なくなることに捉われず、どのような状況になろうと、今やれるこ…
〇先日3ヶ月毎の脊髄小脳変性症の定期診断がある。 主治医の見立てではあまり変わっていないとのこと。通常は診断後3年も経てば劣化していく人がいるのだが、週5日のリハビリ訓練と日々の運動によって筋力などを維持しているのではないかという。 ただ、む…
〇「認知バイアス」について 9月28日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、玉川徹氏は安倍晋三元首相の国葬の進行や菅義偉前首相の弔辞について「これ、電通が入ってますからね」とコメント。大手広告代理店の電通による「演出」だ…
〇妻と随時連絡を取り合っている旧友Y・Oさんは、詩人・茨木のり子さんの生前したためたお別れの言葉『 死亡通知』に感銘して、Y子さんも造っているそうだ。 死後について、死後の処理や連絡、お葬式、お墓のことなど、ときおり妻と話題になる事もあるが…
〇私の身体の現状とリハビリ 5月から、週3回の難病対象の医療保険の訪問看護を受け、6月から要支援対象のリハビリテーション施設に週2回通っている。 週5日1時間ほどだが、身体の使い方など丁寧にアドバイスを受け、考えさせられることや参考になる事も多…
〇車の処分 車は8月いっぱいで処分することにした。 わたしは5年前からから車の運転はやめていて、2021年7月の免許更新で市の免許更新センターで運転免許自主返納をし、運転経歴証明書の交付を受けた。 車に関しては事故など他を巻き添えにする可能性はあり…
〇今後のことを考えて様々なことをかなり整理している。 生活用品や服などものの類、記録類、手続関連と大きく3通りに分けられると思っている。 ものについては、8年前一緒に暮していた出雲の義父母が亡くなり、まったくと言っていいほど使わないものが数…
〇おぐらやま農場から、桃・「あかつき」が届く。 「あかつき」は桃の中でもとっても美味しくて人気が高く、親しくしている人に贈答用に使い、喜びの電話連絡があった。 年間会員用の添え書きによると、「あかつき」は、冬の剪定から始まり、花芽落とし、摘…
〇身体の状態だけでなく、新型コロナの状況、この夏の暑さも相俟って行動範囲がとても狭くなっている。 一方、身近なものにより感心が向くようになった。 脊髄小脳変性症にかかって、それまでそれほど意識していなかった身体の動きに気を遣うようになったよ…
〇5月末から6月にかけて妻が白内障手術をした。 手術後は目の状態が安定するまで1~2ヶ月定期的な通院が必要で、娘の出産前と思っての手術である。適宜その経過診察で歩いて30分程のⅠ眼科に通っている。 白内障は眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁って…
〇「より良く生きたい」という気持ち 先日、定期的な脊髄小脳変性症の検診でK医療センターに行く。 MRI検査をしてもらい、特定医療費(指定難病)支給認定の更新手続きで主治医の意見書を依頼する。 検診は、15分ほど手の動き、各種の立姿、歩行動作を確認し…
〇今日75歳になった。 日々の暮らしぶりもこの1年でだいぶ変化して、人生の大きな乗り換え駅にきてうろうろしている状況だ。 先月下旬に神戸市から【要支援2】の判定結果の通知がある。 要支援2とは、日常生活の基本的な動作は一人で行えるものの、部分…
○生命のもっている可能性 「たまゆらの記⑨」で次のことを述べた。 〈失ったものを嘆くよりも、そのことでかえってある機能の可能性が拡がることに気をおいていきたい〉 それについて、以前にブログで触れた館野泉さんのことを思った。その一部を改訂再録する…
〇今の体の現状 先日30分ほど歩いて眼科に行き視野検査などをした。 妻に支えられながら杖を頼りにできる限り歩くようにしているが、大分厳しくなってきて、妻から「あなたにつきそっていると寿命が縮まる」と冗談とも本音ともとれる発言があり、帰ってか…
〇「ある」と「する」 日に日に私の身体の劣化が進む一方、二人の孫のぎこちない動きが徐々にしっかりとしてくるのを見守るのは楽しいし面白い。特に、1歳8ヶ月過ぎの孫の日々逞しくなっていく様子は感心する。 「老」と「幼」の対照的な在り方など、いろい…
〇先日、脊髄小脳変性症の定期診察を受ける。 退院後、3か月毎に定期診断を受けている。 日々歩くことを意識している現在の自分にとって、今日は動きがスムーズだ、あるいは危なっかしいなとの繰りかえしだが、3か月通してみると劣化していると思う。 定期…
※ 最近話題になっている、橘 さつき『絶縁家族 終焉のとき ―試される「家族」の絆』(さくら舎 、2021)を読んで、家族問題についていろいろ考えさせられた。 ・「さくら舎」の本書内容紹介から。 〈 親子愛・家族愛信仰が強固な日本では、親子の縁は容易く…
〇100分de名著について 楽しみしているTV番組に「100分de名著」がある。 名著と言われる原書の情報を有効に活用して、現代の問題に活かすことが大事なので、簡潔に焦点を絞った番組は貴重である。 解説本と番組は、読みたいと思っていて読んでい…
〇2月17日に3回目の新型コロナワクチン接種をする。 会場は神戸市の集団接種会場。1・2回目は昨年6月下旬にファイザー製ワクチン接種であったが、3回目はモデルナ製。およそ8ケ月後となる。 1・2回目の副反応は大したことはなかったが、3回目接種の…
〇出発点をどこにおくか 身体のあちこちが衰えていく、いままで何気なく出来ていたことが出来なくなることが増えていくなどして「老い」の意識が生じる。 成長期・壮年期ならともかく、「老い・高齢」の段階ではよくなることを望めないだけでなく、ほとんど…
〇 1週間前、リハビリ目的のジムの階段から落ちて、ジムの手配により救急車で近くの病院に搬送され処置を受けた。 事故の経緯は、下り階段は手すりに掴まらないと降りることはしないが、上りの時はできる限り手すりを掴まずに上るようにしていた。 今回も掴…
〇友人の手記を読む機会がありました。 若い頃の体験や印象に残ったことなど現在の見方で振り返り、およそ30数年後の今の活動や気をおいていることを簡潔に綴った記録です。 多少その経緯を知っていることもあり、よく伝わってきて楽しく読みました。 30…