日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

たまゆらの記

◎たまゆらの記㉓

〇50歳を過ぎてから難儀を抱えた高齢者や重度心身障がい者関連の活動をしていたととき、気持ちの置き所は、一人ひとりに応じていろいろではあっただろうが、総じて第三者的な視点で関わっていることが多かったと思う。 3年前脊髄小脳変性症と診断され、徐…

◎たまゆらの記㉒

〇「老い」を有意義に 難病を抱え75歳になる私にとって今心に置いていることは、自分の心身状態を冷静に見つめ状況に対応する客観力が必要ではあるが、どこまでも可能性を探っていく。 出来なくなることに捉われず、どのような状況になろうと、今やれるこ…

◎たまゆらの記㉑

〇先日3ヶ月毎の脊髄小脳変性症の定期診断がある。 主治医の見立てではあまり変わっていないとのこと。通常は診断後3年も経てば劣化していく人がいるのだが、週5日のリハビリ訓練と日々の運動によって筋力などを維持しているのではないかという。 ただ、む…

◎たまゆらの記⑳

〇「認知バイアス」について 9月28日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、玉川徹氏は安倍晋三元首相の国葬の進行や菅義偉前首相の弔辞について「これ、電通が入ってますからね」とコメント。大手広告代理店の電通による「演出」だ…

◎たまゆらの記⑲

〇妻と随時連絡を取り合っている旧友Y・Oさんは、詩人・茨木のり子さんの生前したためたお別れの言葉『 死亡通知』に感銘して、Y子さんも造っているそうだ。 死後について、死後の処理や連絡、お葬式、お墓のことなど、ときおり妻と話題になる事もあるが…

◎たまゆらの記⑱

〇私の身体の現状とリハビリ 5月から、週3回の難病対象の医療保険の訪問看護を受け、6月から要支援対象のリハビリテーション施設に週2回通っている。 週5日1時間ほどだが、身体の使い方など丁寧にアドバイスを受け、考えさせられることや参考になる事も多…

◎たまゆらの記⑰

〇車の処分 車は8月いっぱいで処分することにした。 わたしは5年前からから車の運転はやめていて、2021年7月の免許更新で市の免許更新センターで運転免許自主返納をし、運転経歴証明書の交付を受けた。 車に関しては事故など他を巻き添えにする可能性はあり…

◎たまゆらの記⑯

〇今後のことを考えて様々なことをかなり整理している。 生活用品や服などものの類、記録類、手続関連と大きく3通りに分けられると思っている。 ものについては、8年前一緒に暮していた出雲の義父母が亡くなり、まったくと言っていいほど使わないものが数…

◎たまゆらの記⑮

〇おぐらやま農場から、桃・「あかつき」が届く。 「あかつき」は桃の中でもとっても美味しくて人気が高く、親しくしている人に贈答用に使い、喜びの電話連絡があった。 年間会員用の添え書きによると、「あかつき」は、冬の剪定から始まり、花芽落とし、摘…

◎たまゆらの記⑭

〇身体の状態だけでなく、新型コロナの状況、この夏の暑さも相俟って行動範囲がとても狭くなっている。 一方、身近なものにより感心が向くようになった。 脊髄小脳変性症にかかって、それまでそれほど意識していなかった身体の動きに気を遣うようになったよ…

◎たまゆらの記⑬

〇5月末から6月にかけて妻が白内障手術をした。 手術後は目の状態が安定するまで1~2ヶ月定期的な通院が必要で、娘の出産前と思っての手術である。適宜その経過診察で歩いて30分程のⅠ眼科に通っている。 白内障は眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁って…

◎たまゆらの記⑫

〇「より良く生きたい」という気持ち 先日、定期的な脊髄小脳変性症の検診でK医療センターに行く。 MRI検査をしてもらい、特定医療費(指定難病)支給認定の更新手続きで主治医の意見書を依頼する。 検診は、15分ほど手の動き、各種の立姿、歩行動作を確認し…

◎たまゆらの記⑪

〇今日75歳になった。 日々の暮らしぶりもこの1年でだいぶ変化して、人生の大きな乗り換え駅にきてうろうろしている状況だ。 先月下旬に神戸市から【要支援2】の判定結果の通知がある。 要支援2とは、日常生活の基本的な動作は一人で行えるものの、部分…

◎たまゆらの記⑩

○生命のもっている可能性 「たまゆらの記⑨」で次のことを述べた。 〈失ったものを嘆くよりも、そのことでかえってある機能の可能性が拡がることに気をおいていきたい〉 それについて、以前にブログで触れた館野泉さんのことを思った。その一部を改訂再録する…

◎たまゆらの記⑨ 

〇今の体の現状 先日30分ほど歩いて眼科に行き視野検査などをした。 妻に支えられながら杖を頼りにできる限り歩くようにしているが、大分厳しくなってきて、妻から「あなたにつきそっていると寿命が縮まる」と冗談とも本音ともとれる発言があり、帰ってか…

◎たまゆらの記⑧

〇「ある」と「する」 日に日に私の身体の劣化が進む一方、二人の孫のぎこちない動きが徐々にしっかりとしてくるのを見守るのは楽しいし面白い。特に、1歳8ヶ月過ぎの孫の日々逞しくなっていく様子は感心する。 「老」と「幼」の対照的な在り方など、いろい…

◎たまゆらの記⑦

〇先日、脊髄小脳変性症の定期診察を受ける。 退院後、3か月毎に定期診断を受けている。 日々歩くことを意識している現在の自分にとって、今日は動きがスムーズだ、あるいは危なっかしいなとの繰りかえしだが、3か月通してみると劣化していると思う。 定期…

◎家族とは何だろう(橘 さつき『絶縁家族 終焉のとき』より)

※ 最近話題になっている、橘 さつき『絶縁家族 終焉のとき ―試される「家族」の絆』(さくら舎 、2021)を読んで、家族問題についていろいろ考えさせられた。 ・「さくら舎」の本書内容紹介から。 〈 親子愛・家族愛信仰が強固な日本では、親子の縁は容易く…

◎たまゆらの記⑥

〇100分de名著について 楽しみしているTV番組に「100分de名著」がある。 名著と言われる原書の情報を有効に活用して、現代の問題に活かすことが大事なので、簡潔に焦点を絞った番組は貴重である。 解説本と番組は、読みたいと思っていて読んでい…

◎たまゆらの記⑤

〇2月17日に3回目の新型コロナワクチン接種をする。 会場は神戸市の集団接種会場。1・2回目は昨年6月下旬にファイザー製ワクチン接種であったが、3回目はモデルナ製。およそ8ケ月後となる。 1・2回目の副反応は大したことはなかったが、3回目接種の…

◎たまゆらの記④

〇出発点をどこにおくか 身体のあちこちが衰えていく、いままで何気なく出来ていたことが出来なくなることが増えていくなどして「老い」の意識が生じる。 成長期・壮年期ならともかく、「老い・高齢」の段階ではよくなることを望めないだけでなく、ほとんど…

◎たまゆらの記➂

〇 1週間前、リハビリ目的のジムの階段から落ちて、ジムの手配により救急車で近くの病院に搬送され処置を受けた。 事故の経緯は、下り階段は手すりに掴まらないと降りることはしないが、上りの時はできる限り手すりを掴まずに上るようにしていた。 今回も掴…

◎たまゆらの記②

〇友人の手記を読む機会がありました。 若い頃の体験や印象に残ったことなど現在の見方で振り返り、およそ30数年後の今の活動や気をおいていることを簡潔に綴った記録です。 多少その経緯を知っていることもあり、よく伝わってきて楽しく読みました。 30…

◎たまゆらの記①

※自分の身体と状態と向き合いながら、主に「老い」に焦点を当てつつ、日記風に記録していこうと思う。 〇現在思うこと 病が進みつつある私にとって、また友人の困難な状況に触れるにつけ、この先どのようになっていくのだろうかと考えることもある。だいたい…