〇口腔ケアのこと
歩くなど動くこととは別に、心配していることとして口廻りの衰えがあり、5月から訪問看護で言語聴覚士による口腔ケアを開始した。
時折、食べるときやお茶など水分をとるときにむせたりすることがあり、気にはなっていた。
まだそれほどではないと思ったが、筋肉は使わないと衰えるので衰えさせないことが重要であり、特に関連する構音障害気味で滑舌も極端に悪く、両方のケアも兼ねて始めた。
バランスよく美味しく食べたり飲んだりすることは、健全に暮らすための大事なことであり、そのためには口・舌・歯・鼻・喉の機能の活用が欠かせない。
近来、趙高齢社会になるとともに介護が必要な高齢者が増加し「口腔ケア」の大切がいわれ、今では保健・医療・福祉の分野に広く浸透している。
口腔ケアには口腔の「清掃を中心とするケア」と「機能訓練を中心とするケア」がある。
要介護高齢者の口腔ケアでは、誤嚥性肺炎や口腔内の乾燥を予防すること、さらには老化や障害による口腔機能の低下を予防・改善することが主眼となる。
「咀嚼する」「飲み込む」「鼻で正しく呼吸する」「滑舌よく話す」には、口をしっかり閉じることができる力(口唇閉鎖力)が必要で、口輪筋を鍛えておくことが大切。
また、舌や喉のリハビリや呼吸のコントロール(腹式呼吸)も必要となる。
訪問看護では、➀口・舌の動きをスムーズにする体操。②嚥下機能(飲み込むパワー)をつける体操をする。
始めたばかりだが、なんかとても面白い。
具体的には、言語聴覚士のアドバイスに応じて「舌を出したり引っ込めたりする練習」、「頬をふくらませたり、へこませたりする練習」、「舌先を左右の口角につける、舌先を唇の上と下につける練習」「パタカラと発声を繰り返す練習」、「北原白秋の『あめんぼの詩』を読む」等々
言語聴覚士Ⅿ氏から「あめんぼの詩」を読むとき、声を出すとき力が抜けているとある程度スムーズなのだが、緊張というか力がはいりすぎてギクシャクしているときがあるという。
これは口だけでなく、身体の動き全体に言えることで、力を抜くことができないで、動きが硬くなる傾向があり、おそらく心理的な要素もあるのだろう。
なお、何事も面白く楽しくやることが大事で、口笛は楽しみながら腹式呼吸や口輪筋の強化ができるとされていて、しばらくご無沙汰していたが、それの練習も再開した。