〇全身を使って 弟が出来たことで、2年ほどの違いがあるお姉ちゃんの育ちを振り返ることもあり、乳児の育ちを複合的に見ることができ、面白い。 弟は3ヶ月を過ぎ、目元もしっかりしてきて、目の前のものをじっくり見つめる時間も長くなり、追視できる範囲も…
〇T・Yさんのかなり厳しくなってからのFacebookの記事や交信からは、「奥さんをはじめみんなに支えられて生かされている」という心がしみじみ伝わってきていました。 次の記録も印象に残っています。 〈2020.7.31:いろいろ心配してくれてありがとう。まず…
〇T・Yさんから10月23日にファクスがあり、彼の携帯に電話して話を交わし、その後、ファクスの交信をしました。 奥さんをはじめみんなに支えられて生かされているという心が伝わってきました。 4日に腸閉そくの痛みで受診、そのまま入院になりました…
〇わたしが60歳の時、妻の90歳を越える両親の生活状況が厳しくなっていて、義父母の一緒に暮らしたいとの要望もあり、2007年12月に三重県鈴鹿市から島根県出雲市に移住した。四人合わせて300歳を超えていた。 出雲に移住してから、両親が手掛け…
〇本書は、著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気、それを献身的に看病する父の話を横軸に、看護師の男性との出会いと別れを縦軸に、京都の診療所を舞台に、在宅医療に関わる医師や看護師、そして患者たちの7年間にわたる在宅での終…
〇子どもが育つ人的環境について 子どもが育つ環境については、物的環境、人的環境、空間的環境、時間的環境とそれぞれあるでしょうが、僕が最も大事にしていきたいのは、人の和ではないかと考えている。 子どもが健やかに成長していくためには、できるだけ…
〇よい環境で育つ、人の中で育つ ひとは生きるために、その生涯の出発点で、他者からの援助を必要とする。赤ちゃんはぎゃあぎゃあ泣いて、お乳をほしがって、飲んで、寝て、うんこして、お母さんの顔を懸命に覚えて、とにかく必死で生きようとしている。 そ…
〇姉は10月20日の誕生日で満二歳。8月28日生まれの弟はもうすぐ二か月。 何かと二人の孫のどちらかをみることが続いている。 新生児を預かるのは、お姉ちゃんよりも、今のところだいぶ楽だ。 弟の様子を見ていると、姉の成長の軌跡を思い、二年という…
〇本書は「今さえよければ自分さえよければ、それでいい」―サル化が急速に進む社会でどう生きるか? との内容で、ポピュリズム、敗戦の否認、嫌韓ブーム、AI時代の教育、高齢者問題、人口減少社会、貧困、など、講演や論考をまとめたものとなっている。いく…
〇今日は定期的な検査でK病院に行く。新型コロナウイルスもある程度落ち着いてきたが、ごった返していた総合病院の窓口受付はそれ以前と比べて4分の一程度になったのか、受付から診療まですんなり進む。 ヘンな言い方になるかもしれないが、それほど必要性…
〇『人生の踏絵』は、『沈黙』の創作秘話をはじめ、海外小説から読み解く文学と宗教、愛と憐れみ、そして人生の機微と奥深さを縦横に語った講演録で、小説を書く作家の心構え、その作品を読むときの大事な視点など、考えさせられる内容が縦横無尽に語られて…
※マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』を観る機会があり、その後遠藤周作の小説『沈黙』を読んだ。 〇小説『沈黙』 寛永14(1637)年の島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい中、隠れキリシタンが僅かに残る江戸期日本に、二…
〇わからないものをそのまま受け入れる 最近、とても嫌な思いがしたことがある.いろいろ振り返ってみると、これと同じような感情はだいぶ前のことになる。ここ10年の暮らしでも、いろいろなタイプの人と関わったが、そのようなことが思い当たらなかった。…
〇新生児をみる。 娘が上の孫の保育園を見に行くので、生まれたばかりの新生児をみることになった。先月28日誕生だから9月11日の今日は2週間になる。 見るといってもほとんど妻で、泣いたらおむつを替えたりミルクを飲ませたりする。 寝ているのを見るのは…
〇「風に立つライオン」は、さだまさしの親しくしている知人で、1960年代後半ケニアのナクールにある長崎大学熱帯医学研究所に出向した柴田紘一郎医師のエピソードをもとに、1987年さだ自身が作詞・作曲をした作品である その後、さだ自身によって小説化され…