2021-01-01から1年間の記事一覧
〇最近の話題として、新型コロナウイルスのワクチンの入荷・用意と、その接種対象者のプランが提示されている。すでに医療従事者等への接種が順次行われている。 厚生省によると接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定。最初は、医…
〇「津波と人間」より 《昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙なぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。明治二十九年六月十五日の同地方に起ったいわゆる「三陸大津浪」とほ…
〇東日本大震災の激甚災害から10年になり、また、新型コロナウィルスという厄災の渦中、NHK「100分de名著・第1回 寺田寅彦「天災と日本人」」が放送された。 番組は寺田の災害観のエッセンスがつまった随筆集「天災と日本人」をもとに、「自然」とのつな…
〇最近は、午後3~4時ごろ弟を我が家に預け、娘がお姉ちゃんを保育園から連れて帰り、しばらく一緒に遊び、その後赤子は娘と居宅に戻り、お姉ちゃんはわが家に残りお風呂入れも含めて遊ぶという流れで、総じて3時間ぐらいで、その間は孫中心の暮らしであ…
〇人類史において「協力」および「共存」が進化の一つの大きなキーワードになると言われている。それには「共感」によるものだけではなく、異質なものとの共存が大事になると考える。 また、共感による繋がりの危うさも取り上げられるようになった。 多様性…
〇昨年暮に放送され、昨日再放送があった、Nスぺ「良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の軌跡〜」を再度観る。 番組から、日々触れる人々や自然を慈しみ、そこから醸し出される思いや言動が、あのような偉大なことを成し遂げたことにつながったことが…
◎多元主義と「多一論」(中島岳志×島薗進『愛国と信仰の構造』から)➂ 第七章「愛国と信仰の暴走を回避するために」では、我が国のネット右翼の台頭や世界各地で進む伝統宗教の復興、宗教ナショナリズム、原理主義が存在感を強めている理由から、違いのある…
※中島岳志は、「自力と他力のユートピア主義の間で揺れる近代」で色合いの違う戦前の二つのユートピア主義を取り上げる。 ひとつは、日蓮主義系の超国家主義者のように、社会を宗教的・合理的に設計すれば、理想的な社会が実現できるとする設計主義的なユー…
〇中島岳志×島薗進『愛国と信仰の構造』「全体主義はよみがえるのか」を読んで。いろいろと学ぶところが多かった。特に、本書全体を通して「宗教とは何だろう」を考えることになった。対話の二人も「宗教とは何か」の再定義の必要性を述べている。 『ウィキ…
〇「わたし」で自分が深まっていく。 お姉ちゃんは行動範囲も広がり、エネルギシュに動き廻り、散らかし方もますます派手になる。 ことばも増え、自己主張が非常に強くなり、自分の思いを伝えたいという欲求も高くなって、「いや」という否定もはっきりいう…
〇『敗北力−−Later Works』は、2015年7月、93歳で死去した哲学者、鶴見俊輔さんの遺著ともいうべき本。 「Later Works=レイター・ワークス」は鶴見さん自身が書き留めていた言葉で「晩年の作品集」という意味合いになるのか。文芸評…
〇我が家感覚のゲストハウス・安曇野地球宿の主宰として、市民共感の市政をしている安曇野市議会議員として、意欲的な社会活動を展開している実践者として、常々注目している増田望三郎氏の自伝『安曇野で夢をかなえる』を、この正月に読んだ。 本書は2016年…
みなさま明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 ------ 〇病気の現状 2019年10月、脊髄小脳変性症と診断され、3週間ほど入院した。 その後の状況をみると、ますますひどくなりギクシャク度は増していて、ふらつきも頻度…