○1歳過ぎの孫・妹は少し歩き始めている。
伝え歩きから始まり、2~3歩となり、今はバランスをうまくとって10歩ほどになる。
見ていてたどたどしいが、何かと歩こうとしているのを感じる。
急ぐときはハイハイだが、やがてスタスタ歩くようになるだろう。
歩行に関して私の場合はますます酷くなると思うが、それと対照的に孫は日々しっかりしてくると思う。
その過程をじっくり見ていこうと思っている。
二足歩行は重心的にはバランスが悪く、かなり平衡感覚がついてバランスが取れないと転倒しやすいが、それだけの体になってきたのだろう。
乳幼児が二足歩行できるまでに、大体一年以上かかると言われていて、それと共に手の使い方などいろいろなことがしっかりしてきた。
直立二足歩行は脳を発達させ、道具の使用、遠くまで移動できるなど、人類を特徴づける出来事だが、これまではほとんど見守り手の支えでいろいろ出来ていたが、支えがいるとはいえ、自らが主体になって行為・行動することが格段に増えていく。
1歳から2歳になる過程で言葉も使うようになるだろう。
能動的な動きが増え、「自分」という存在を認識するようになる。
記憶する・想像する・理解する力などもぐんぐん育ち、自分の希望が通る程度を確かめる「反抗」が始まる時期でもある。
上の孫の育ちを観ていてもこの時期は、ヒトから「ひと」へと繋がる現人類の特徴が根づく一年となるような気がする。
○「日々の記録」
9/6:弟は夜中何回か吐いたので、念のため保育園を休ませることにした。そこで妻がお姉ちゃんだけを連れて保育園に行くことにした。
ところが弟は自分も行くといってエレベーターの前に座り込むので、妻とお姉ちゃんは階段を使って降りる。
妻が「弟食べ過ぎたのか」というとお姉ちゃんは「晩ご飯のとき手を洗わなかったから」と応える。すっかりよくなった弟は頻りに外へ行こうと玄関の前に座り込んでいるそうだ。
9/7:プレバト俳句、題「エレベーター」の中で斎藤司(トレンディエンジェル)の句「小さな手2階ボタンに届く秋」。
春夏は手が届かなかった秋になってスッと背が伸びた子の成長を喜ぶ親の思い。温かいほんのりした句。斎藤氏の娘さんは現在5歳。
小さな子はリモコンなどのボタンを押すのに早くから関心を示す。
そのことで自動的に場面などが変るのが面白いのだろう。エレベーターのボタンも早くから関心を示す。
小さな孫の育ちを見ているとその喜びがよくわかる。
9/18:弟はよくアレレと思うものを手に握ってくる。
本日は泡だて器をもっている。妻が「どうするの」というと「ケーキ」を作るという。弟なりに描くことがあるのだろう。
お姉ちゃんは弟の誕生日プレゼントの靴が気に入っていて、保育園で使う靴が小さいので履きづらいという。
係によるとそんなことはないという。実際のところ小さくはないらしい。
お姉ちゃんなりに次10月の誕生日プレゼントに買ってもらう催促のつもりだろう。
9/25:妹は食欲旺盛。妻が食べさせた後のフォークやスプーンを手に持ち、しきりに舐めている。
何らかの味がするのか嬉しそうに舌なめずりを繰り返す。
片付けようとすると抵抗する。そのうち自分でフォークやスプーンを使って食べるようになるだろう。
9/30:中秋の名月がわが家のベランダからよく見れるので、孫たちに声をかけた。孫たちにとって名月はどうでもよくて、遊びまくっていた。
そのうちお姉ちゃんが妻に絵本の読み聞かせを催促した。妻も心得たものでヨギボー(yogibo)に寝そべりながら読んで聞かせていた。弟も寄ってきた。
妹は動き回りながら、ひとり遊びに夢中になっている。結局帰ったのは夜の8時半過ぎで、毎晩娘宅ではこのように賑やかに過ごしているのだろう。