○四日に三人目の孫・心和が一歳になる。
心和をみていると、好奇心に満ち溢れていて、おそらく「これは何だろう」「どうなっているのだろう」などと感じながら動き回っている。
そこには役に立つとか何かのためになるとかはまったくなく、ただ面白いのだろう。
未来や過去のことを考えずに今を一生懸命に(そのような自覚はないだろうが)生きている。
上の孫二人はいろいろな働きかけを楽しそうにしながら、よく心和と遊んでいるという。
心和もお姉ちゃんお兄ちゃんからいろいろな刺激をうけるのだろう。
○「日々の記録」
6/8:心和が突発性発疹で発熱して40℃近くの高熱が3日程度続き、解熱後に突然発疹が出現、四日ぶりにわが家に預かる。
いつもはほとんど一人遊びでたんたんと暮らしているが、身体もぐったりしていて元気なく、妻が抱っこしていないとすぐに泣き出す。食欲もなく、だいぶまいっているようだ。1歳近くになって、今までにない様子だ。
参照:突発性発疹症は、突然の高熱と解熱前後の発疹(ほっしん)が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症の一つ。生後6カ月前後は、お母さんのお腹にいる時に臍帯からもらっていた免疫力(抗体)が減少し、免疫力が最も低い時期。この頃から風邪をひきやすくなり、最初に発熱する時期になる。解熱後に突然発疹が出現するらしい。
6/15:心和の突発性発疹も落ち着き、つかまり立ちもするようになり動きも活発になっている。
上の孫と同じように食事にはかなりの関心を寄せ、大体は一人遊びをしているが私たちの食事に出くわすと、しきりに纏わりつく。
6/20:心和を長時間預かると食事をさせるときがある。
妻が声かけて心和用の弁当箱を開けるやいなや凄まじい勢いで、手づかみで食べ始めときおり拾って食べる。あたりチラカシほうだいで、その都度妻が対応する。娘たちの育て方の方針もあるのだろう。
また、食事後に確認するうんちの量も半端ではなく、世話する人は大変だと思う。
子どもの気持ちに寄り添い、気長に見ていく心の広さを思う。私は見ているだけでアレアレと思うだけである。
しかも妻が対応するのは随時であり、娘は日々世話をしている。大したものであり、それに伴って親も成長していくのだろう。
6/26:ことばらしきものもしゃべるようになり、しきりに反応するようになる。何か催促あるいは訴えるつもりなのか、よく分からない大きな声を出すこともあり、「ねんね」「まんま」などを出すようになる。
6/31:心和は、人見知りしないようになり母親から離れても泣かないようになる。
今日は訪問看護で言語聴覚士Ⅿ氏に併せての舌や喉の訓練、「パタカラ」などのことば練習など、時折高低を付けたり、大きな声を出したりするので、この人たち何をしているのだろうと不思議そうにじっと見ていた。
Ⅿ氏も可愛いので、そのうち休憩も兼ねて抱き始めたが拒絶することなく抱かれていた。
7/3:四日に心和1歳の誕生日を迎える。
誕生日プレゼントを娘と相談する。始め二人の孫と同じように「ぬいぐるみ」を考えたが、娘宅には沢山あり、既にお姉ちゃんが心和用に選んでいるとのこと。
1歳の誕生日プレゼントをお姉ちゃんは多層喜んだが、弟はあまり反応しなかった。
3歳以上になってある程度欲しいものが出てきたら、本人の希望を聞いて考えるとして、1、2歳の間はケーキなどでお祝いをするのがいいとなり、保育園が休みになる九日の昼に誕生パーティーをすることにした。
7/4:朝お姉ちゃんが「今日はココちゃんの誕生日」と妻に言う。
誕生日にこだわりのある花野は、なにか期待するものがあるのだろう。娘が「今度の日曜、美味しいケーキで誕生日パーティーをするよ」と言うと納得したようだ。