日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

◎たまゆらの記⑪

〇今日75歳になった。

 日々の暮らしぶりもこの1年でだいぶ変化して、人生の大きな乗り換え駅にきてうろうろしている状況だ。

 

 先月下旬に神戸市から【要支援2】の判定結果の通知がある。

 要支援2とは、日常生活の基本的な動作は一人で行えるものの、部分的に周囲の手助けや世話が必要な状態。要介護状態にならないように各種の予防施策がある。

 

 通知後、担当のケアマネージャーが決まり、要支援対象の通所リハビリテーション施設に週2回利用することにした。

 

 6月14日に居宅で担当者会議があり、ケアマネから「マイ・ケアプラン」(介護予防サービス・支援計画書)の提示があり、リハビリテーション施設代表の方の説明を受け手続きをした。

 

 昨日、その施設をはじめて利用し、通所介護計画書(3ヵ月毎)を作成してもらい、具体的に筋力増強運動・バランス練習・持久力運動などをした。

 利用日時は月・木14:00~15:10の70分。

 

 既に、難病対象の医療保険の訪問看護を週3回(1時間)利用している。

 脊髄小脳変性症などの小脳関係のリハビリテーションは、平衡感覚などバランス感覚に関わる小脳の劣化は現段階では防げないので、バランスある体の使い方を大脳に記録させるためのリハビリテーションのコンセプトの下で、いろいろなトレーニングをしている。

 

 各種の運動や体操は結構しているが、自己流で、理学療法士に診てもらいながら身体の使い方や、長年癖になっている歩き方などをアドバイスしてもらい、それを意識しつつ日常に活かしている。

 いろいろなアドバイスに、なるほどと納得することも多く、訪問看護を楽しみにしている。

 

 この関連の福祉活動をしていたので、利用者の立場から見えてくることもあり、結構面白いし対応の仕方など感心することも多い。

 

 だが、病気によるふらつきもますます嵩じてきて、緊張もするので疲れやすく、このところ何かと気ぜわしい日々を過ごしている。

 

 現在の体の状態は、2019年11月に脊髄小脳変性症と診断され、その数年前から歩行時のバランスがとりづらく立ち眩みが起こるようになり、加えてろれつのまわりづらさなども目立つようになっていた。

 

 昨年ぐらいから益々ひどくなり、今では居宅での日常生活の基本的な動作は何とか一人で行えるものの動作のバランスがとりにくく転び易い状態。

 

 外出は妻の見守りや介助が必要で、杖(ノルディックポール片方)を使いながらバスなどを利用して病院や図書館などに通っている。

 

 動きはじめ、急に立ち止まるとき、転回するとき、凸凹のあるところや段差、下り坂・下り階段に難儀している。

 

 そんな状況の中でどのようになっていくのか、じっくり付き合いながら、書くことで第三者的に見えてくることもあり、ブログなどにボチボチ書いていこうと思っている。