日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

◎孫の成長記録(姉4歳3か月、弟2歳5ヶ月、妹7ヶ月) 23/1/31

○やがて娘一家は東京に住む予定である。

旦那さんの仕事場が東京にあり、頻繫にそちらに行く。娘は友人と立ち上げた会社も3人目の孫の誕生を機に辞めた。当初はお姉ちゃんが小学校に上がる頃と思っていたが、早くなりそうである。

(日々の記録から)

1/7:友人のFB投稿に、孫たちが正月に来て〈勝手気ままな暮らしが身について 来て嬉しい 帰って嬉しいお正月なのでした。〉とある。

わが家では殆ど妻が対応していて、私は気楽に眺めているだけだ。孫たちは階下に暮しているので何かと赤ん坊・心和を預かり、上の孫二人も顔を出す。帰った後妻はどっと疲れるようだ。娘一家は旦那さんの仕事を含め東京方面に住まいを考えていて、そちらの方へ移住をする予定である。それまではある程度孫をみることになる。

 

1/11:最近よく赤ん坊を預かる。大分いろいろなことに興味を示すようになる。特に人が食べるのを、目をパッチリ開けてじっと見ている。じきに離乳食を始めるようだ。歯がはいてきたのかしきりにものを齧るようになる。泣くのも何らかの感情が伴い、妻が適切に対処する。パターンとして抱くと気持ちいいのか横に寝かすと泣き始める。夕方上二人の孫たちが来て何かとあやしている。特に花野はしきりにかまっている。おむつ替えの真似事などもする。心和も反応しているようだ。見ていて微笑ましい。

 

1/14:弟は2歳5か月を過ぎてこちらが言うことはある程度分かるようだ。ことばも覚えてしゃべることはしゃべるが何を言っているのかよく分からないときが多い。私は兎も角、敏感な妻も戸惑うようである。

私は小学校に行くまでよく喋れなく心配するような人もいて、75歳の今でも滑舌が悪く、電話でも何を言っているのか分からないとよく言われる。それでも妻にはなんとか伝わり、開一は貴方以上に分かりづらいと言う。動きそのものは筋力もあり活発で、私の小さい頃とはだいぶ違うので心配ないが、どのようになっていくのか。

 

1/18:妻が芦屋川沿いを散歩していたら、陸橋の上から保育園の散策コースを歩いていた弟が大きな声で「ば‐ば」といい手を振っていて、妻もすぐに応えた。妻は帽子をかぶりマスクをしていて距離もある程度あったので、姿・格好で分かったのだと思う。目が随分いいねと感心していた。保母さんはよそのおばさんに反応したと思ったのか、誤っていたらしい。

 

1/22:マンションの階段のところで段差の練習していた時、孫たちと出くわす。お姉ちゃんが「じ‐じ、階段はむりだよ」と言われた。私の体が悪く歩く練習をしていることはよくわかっているようだ。弟はあまり分からないようだが。夕方にお姉ちゃんだけわが家に来る。弟はお父さんと買物に行ったそうだ。お姉ちゃんはわが家の食事を楽しみにしていて、携帯で道花に連絡したところ今晩はヒレカツだということをお姉ちゃんに確認したら、わが家で食べると言う。デザートは帰ってから食べるとのこと。わが家に弟と来るときは、何かと張り合い賑やかだが、一人で来ると静かにしている。

 

1/30:赤ちゃんは大分前から見えるものに自分から手を伸ばすようになって、つぶさに確かめようとする。お宮参りの祝祭品「でんでん太鼓」に興味を示し、しきりに手を出すがうまくつかめないことが多い。それでも何度も繰り返す。音が出るのも面白いのだろう。

最初お姉ちゃんが興味を示し上手に鳴らしていた。そううち弟がこりだす。だが振り回したり舐めたりして滅茶苦茶な感じがする。今は赤ちゃんの玩具である。それぞれの成長の違いや性格がみれて面白い。

赤ちゃんは生まれて数ヶ月、自分の意思で手足を動かすわけではなく、それまでは反射的な動きである。「見たもの(視覚)に手を伸ばして触れる(触覚」という、大人にとっては単純に思える動作でさえ、異なる感覚器からの情報の連合が必要とされ、これは専門用語でクロスモーダル連合という。