日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

星野玲子「『幻肢痛』まぼろしの痛みと付き合って57年」(NHK障害福祉賞入選作品集より1)

○はじめに 最近の病状(脊髄小脳変性症)の進み具合から、その厳しさは当事者になって見ないともうひとつ分からないものだなと考えている。 いくつかの出来事の場合、実際に体験しないで想像力で補うにしても、限界があると思っている。 このところ、難病及…

◎喜寿を迎えて(たまゆらの記53)

○6月17日に77歳になった。 俗に喜寿とも言われている。その由来は、草書体や略字で「喜」(「㐂」)と書くと、漢数字の七を3つ重ねたような形に見えることが「喜寿」祝いの由来とされている。 同じ長寿祝いでも、中国古来から伝わった「還暦祝い」や「古希祝…

「凸凹のためのこころがまえ」3(子育ちアイリス通信8)

※今回も先回に続いて、三木崇弘著『リエゾン-こどものこころ診療所―凸凹のためのおとなのこころがまえ』から見ていく。 ○「手伝ってもらってできる」ことの大切さ 本書2章に、「手伝ってもらってできる」ことの大切さ、との節がある。 《子どもに限らず大人…

◎はじめに(難病とともに1)

○2019年10月、脊髄小脳変性症と診断された。兆候はその数年前からある。 退院後3か月毎に定期診断をしてそれ用の薬を処方してもらう。その後の状況をみると、ますます酷くなりふらつきも増して転んだこともある。 居宅では何とか一人で動いているが、…

孫の成長記録(姉5歳7ヶ月、弟3歳9ヶ月。次女1歳10ヶ月、三女1.5ヶ月)

○承認の欲求・「他者から認められたい」欲求 「赤ちゃん返り」という現象がある。赤ちゃん返りとは、ある程度成長した子どもが、弟や妹が生まれたことなどをきっかけに赤ちゃんのような態度を取ること。妊娠が分かってすぐに赤ちゃん返りが始まることもあれ…