〇先日、脊髄小脳変性症の定期診察を受ける。
退院後、3か月毎に定期診断を受けている。
日々歩くことを意識している現在の自分にとって、今日は動きがスムーズだ、あるいは危なっかしいなとの繰りかえしだが、3か月通してみると劣化していると思う。
定期的な診察は、この症状や小脳萎縮に関わる検査方式があるのだろう、15分ほど手の動き、各種の立姿、歩行動作などを確認し、この期間の様子を聞きながら、いろいろアドバイスをしてくれる。
手すりを掴まず階段から転げ落ちたことなどの話をしたら、「鍛えるという考えはやめるように」と噛んで含めるように念を押された。
高齢者の転倒による重症化は際立っており、主治医としてはもっともな見解である。
ただ、鍛えるとまでは思ってないが、少しでもよくなるような願いはあり、それと病気を生きているわけではなく、多少の危険はあるにしても、そういう意欲が発露できる現状では、挑戦していくことは大事にしたい。
むろんだいぶ注意をする必要はあるが。
最近の体の状態は、ますますひどくなりギクシャク度は増していて、ふらつきも頻度を増しているので何回か転んでいる現状だ。
居宅では何とか一人で動いているが、妻の支えなしには外出もままならない状態で、風の強い日など、歩くにも心許ない気持ちが増してきている。
ここにきて、かなりひどくなっていて、歩くのも難儀になっている。
それと介護保険の申請をするように言われた。
曲がりなりにも居宅の暮らしでは援助なしで動いているので要介護とはならないと思うが、要支援ぐらいには相当するかも知れない。
早速地元の「あんしんすこやかセンター」に電話した。
この類の仕事をしていたこともあり、今度は利用者として関わるわけだが。どのように対応してくれるのか、あるいはどのように感じるのか、それも少し楽しみである。
50歳を過ぎてから難儀を抱えた高齢者や重度心身障がい者関連の活動をしていたととき、気持ちの置き所は、一人ひとりに応じていろいろではあっただろうが、総じて第三者的な視点で関わっていることが多かったと思う。
今は自分のことのように感じることも多く、あの時にあの人はこんな気持ちではなかっただろうかと振り返ることもある。