〇2月17日に3回目の新型コロナワクチン接種をする。
会場は神戸市の集団接種会場。1・2回目は昨年6月下旬にファイザー製ワクチン接種であったが、3回目はモデルナ製。およそ8ケ月後となる。
1・2回目の副反応は大したことはなかったが、3回目接種の翌日、私は熱はなかったが左腕が大層痛くおそらくリンパ節の腫れだと思うし、妻は37.8度の熱があり、二人とも回復まで3~4日かかった。
1週間過ぎにはまったく気にならなくなった。報道によると7割近くの人が何らかの副反応があるという。近所の知人は1週間寝込んだそうだ。
どんなことにもリスクはあり、ワクチン接種は人によって副反応に苦しむこともあり、接種したからといって絶対に感染にかからないという保証もないだろうし、その効力がいつまで続くのかもよくわからない。
だが、自分の身体状態もあるが、身近にコロナ関連の影響も感じているし、今の医療逼迫などの現状からも、私的な感情をおいて、ワクチン接種を広めることが、ある程度の収束に向かう要になるように思い、3回目も接種することにした。
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〇新型コロナウイルスについて思うこと
伝染病などによる感染症の歴史は生物の出現とその進化の歴史とともにあり、有史以前から近代までひとの疾患の大きな部分を占めてきた。
また、人がこの地球上で生存していけるのは、大概の場合、新たにおこってくる疾病と共存することで可能になってきた。
いろいろ調べて、次のことがいえるのではないかと思う。
・感染に関しては、発病するか否かは、宿主側との力のバランスによって決まる。ウイルスに限らないが、免疫力の低下した高齢者、病弱者などは病状が悪化する可能性が高い。
・新型のウイルスが人に感染すると、完全一致する抗体・免疫を持っている人は少ないため、急速に社会に広がっていく。
・持病のあまりない抵抗力の強い人にとっては、インフルエンザ等のウイルスに初回感染した場合と同じように、自己の免疫力により、一時体調に変化があっても重症化することなく、やがて自然治癒する。
・一方、高齢者や糖尿病などの厄介な持病のある人の場合は、重症化することがある。これは、若い頃から蓄積された免疫情報を利用して、ウイルスへの感染防御を行っている部分があるものの、新種のウイルスに対しては、一致する場合が少ないからだと考える。
・また、ウイルスに感染しても症状が出ない人から、抵抗力の弱い人へ伝わっていく恐れが高いので、注意する必要がある。
このことを知ったからといって個人的にどうなるものではないし、またいろいろと切実な人も少なからずいるだろうが、私個人としては、散歩・掃除など適度に体を動かし、日々の体調を整えておき、個人的な免疫力・抵抗力を高めるおくことが大事で、こまめによく手洗いをすることなど留意する。このことを意識しながら暮らしている。
社会の動きから、次のことを思った。
今まで経験をしたことがない社会的災難には、蓄積された知恵が乏しいので、対策・政策など右往左往する。
しかし、普段当たり前のようにしていることが、出来なくなることもあるなと思う。
そのことに的確に対応していくことはむろん必要だが、人も社会もどんどん変化していくわけで、その変化に応じる力をつけていくことも大事ではないだろうか。
私は、出来なくなることに焦点を当てるよりも、このような機会に、普段当たり前のようにしていることを見直すことや、工夫を重ねて出来ることを見つけることに焦点をおいていきたいと考える。
これは「老い」の生き方にも当てはまる。
参照:新型コロナワクチン接種の流れ
▼2021年6月3日、第一回の新型コロナワクチン接種をする。
居宅から電車など利用して1時間ほどの集団会場に到着。
副反応のこともあり夫婦の接種は別の日がいいらしいが、妻なしで遠くに出かけることの難しい今の私の身体状態から、一緒の日に受けることにした。
各種手続きをして、ファイザー製のワクチン接種を受ける。通常の注射に関しては多少緊張を伴うが、それすらもなくあっという間に打ち終える。その後15分副反応の確認で、その場に残るが、特に変化を感じずに終わる。
妻は以前アレルギーを起こしたことがあり30分の確認で、特に何もなかったという。
中には、副反応を起こした方がいて、係の人が寄って、いろいろ調べていた。
全体に至れり尽くせりの対応で、会場全体静かな雰囲気で、進んでいた印象だ。
その後3週間後の予約もスムーズに行われた。
これだけの体制を作るのは、大変だったと思う。
▼6月24日、第二回のワクチン接種をする。
第一回目と違って注射は少し痛かったが、特に副反応はそれほどないと思うが、注射した左腕が少し重たく感じた。妻は大層腕が痛かったそうだ。
注射した部位の腫れや痛み、筋肉痛などは2~3日で回復するそうである。
2日過ぎて、わたしは何ともなく、妻も1日目はかなり痛かったらしいが、少し薄れてきたという。
ただ、私は体の反応自体が鈍感なので、敏感な人ほど副反応があるのかもしれないと思う面もある。
近所の親しくしている人は高熱で寝込んだという。わたしたち二人とも体温は通常と変らない。