○ヒューマニエンスℚ「"出産"ヒトは難産を選んだ」で、進化の過程で状況的や身体的に、集団・共同で見守り育てるようになってきた。
そしてコメンテーターの明和政子さんが、脳科学から見ても父性・母性の違いはなく、それをやめて「親性」と呼ぶべきと思うというような発言が印象的だった。
孫たちの育ちをみていても、今の段階でお母さんの存在は大きいが、いろいろな人が関わって社会的に育っていくと考えている。
乳幼児に限らず人は社会の中で育っていくので、特定の(母)親だけに負担をかけることは無理がある。ただ、小さい子の場合はみんなで見守るといっても主になる人が欠かせないと思うが。
〇日々の記録から
2/4:赤ん坊・ 心和を迎えに来た娘が、借りてた本を取りに部屋に帰ったとき激しく泣き始めた。ちょっとで戻ってくるとすぐに泣き止んだ。普段預かるとき割合スムーズなのだが、7か月ともなれば母の存在は大きいのだろう。
上の孫たちはおぐらやま農場のリンゴを楽しみにしている。随時お土産としてそれぞれに渡す。
帰る時、弟のたどたどしい言葉を「じ‐じありがとう」と聞いた妻が「ありがとう、とよく言えたね」というと、お姉ちゃんが「ありがとうでなく、さようならと言っているのだと」説明してくれた。私たちには弟の言葉はよくわかないがお姉ちゃんには分かるのだろう。
このことは、言葉だけではなく気持ちや状況も私たちよりも掴んでいるのではないか?
2/12:今日上の孫たちはわが家で夕食。二人とも食欲旺盛で、量は私たちよりも多い。
食後のデザートにおぐらやま農場から送られてきた枯露柿(ころがき)を半分に切ってそれぞれに渡す。作り方の由来を話すと弟はさっぱりだがお姉ちゃんはある程度分かるらしい。二人共その独特の甘さに大満足したようだ。
また、送られてきた桃の枝を大きめのコップに挿して食卓に飾っていたら興味を示したお姉ちゃんが聞いてきたので、うまくいけば桃の花が咲くよというと「桃食べたい」と大きな声でいう。花よりも果実の方が楽しみなのだろう。
2/14:お姉ちゃんからバレンタインチョコのプレゼント。そういうことの好きで上手なお父さんと作ったとのこと。平たいチョコの上にピーナッツやアーモンドなどをのせたかわいらしいもので美味しくいただいた。
2/28:乳児・心和は大分前から ハイハイをするようになり行動範囲が拡張し、興味の対象が広がるようになる。赤ちゃんにとってハイハイは、身体能力を身につける大切な時期で、一般的に次のことが言われている。
・ハイハイは体全体を使うため全身運動になり、筋力がアップする。
・手や足で、頭や胴体を支えるため、体幹やバランス感覚が養われる。
・脳が活性化して、意欲や自我、好奇心などが芽生える。
上の二人の孫をみていても、つかまり立ちをし、一人で歩けるようになるまで飛躍的な成長を感じる。
また、大分前から離乳食をはじめ、おぐらやま農場からのリンゴをすりおろして与えている。こちらが食べているとまじまじと見ている。
妻が食べるために下に寝かせると激しく泣き、仕方がないので妻は抱きながら食べるようなる。孫は3人とも食欲旺盛だ。
参照・「子ども・子育て支援に必要な視点とは」(視点・論点)京都大学教授 明和政子
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/438620.html NHK・2020/10/28
・脳に性差はない! 子育てに必要な「親性脳」を育てる方法 第4回 比較認知発達科学からみる(明和政子の話)https://www.synchronous.jp/articles/-/322 2022.1.12