日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争は人を殺すもの(たまゆらの記70)

〇戦後80年目ということもあり、今年は戦争・原爆の記録が盛んだったような気がする。 改めて強く思うのは「戦争は人を殺すもの」ということ。 特に現在は、戦争技術の驚異的な発達により、人々の姿・顔を見ることなく簡単に多くの市民を殺すことができる…

NHK連続テレビ小説『アンパン』の面白さ。(日々の記録から)

○朝ドラ『アンパン』を、妻は欠かさずみているようだが、私は朝食時と重なることもあり。また、脚本がDoctor-X 外科医・大門未知子など手掛けている中園ミホで面白く視ている。 随所に先の戦争のことがでてきて、しばらく前までかなり頻繫に触れていて、終わ…

神秘さや不思議さに目を見はる感性。(子育ちアイリス通信22)

〇子どもを見ている事業所に勧めたい本に、生物学者のレイチェル・カーソン著『センス・オブ・ワンダー』(sense of wonder・上遠恵子訳、森本二太郎写真(新潮社、1996)がある。 彼女の死の翌年(1965年)に出版された全60ページの写真も収めた小編だ。 幼…

歌人・正田篠枝さんの歌集『さんげ』について(日々の記録から)

※2025年度の広島の平和式典で、石破首相は被爆者でもある歌人・正田篠枝さんの短歌を2度にわたって読み上げた。その歌は歌集『さんげ』にあり「太き骨は先生ならむ そのそばに小さきあたまの骨 あつまれり」 平和公園前にある『教師と子どもの碑』に、…

太平洋戦争や原爆に思うこと

○日々の記録から 8月には太平洋戦争や原爆関連の情報が多くなる。その月に限らず、それに関心を寄せてきた。 1947年生まれの私は、小さい頃、新宿や上野など街角で傷痍軍人による義援金?活動に接するたびに、異様な感を受け、遠くから見ていた。ニューギニ…