日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

◎孫の成長記録(姉3歳1ヶ月、弟1歳3ヶ月)幼い子の感性

▼弟のこと

 弟は、ハイハイ・這え歩きからつかまらずに歩きはじめるようになる。日々、ハイハイとの比率が逆転し始めている。この展開の速さには、すごいものだと感じる。

 それに伴って行動範囲も広がり、あちこちいじりまくっている。

 

 娘がわが家に預けるとき、素早く察して大泣きし始めるが、娘がいなくなると、すぐに泣き止み遊び始める。この切り替えの早さにはびっくりするし面白い。

 

 言葉で表現できないゆえの精一杯の自己主張であり、ある種の甘えで、妻も娘も慣れたもので、臨機応変に扱っている。

 

 わが家に慣れてきたということもあり、馴染みの遊び場所ととらえているようで、いくつか愛用のおもちゃや物があり、そこに邁進する。

 

 お姉ちゃん同様、各種リモコンに関心をしめし、特に灯りがついたり消えたリするベッドのリモコンがお気に入りで、パチパチやり始める。すぐに変化するのが面白いのだろう。

 

 娘の用事で長時間見守ることもあり、妻の適切な対応もあり、何事もなかったように遊びに夢中になるが、娘が現われると大泣きしはじめ、娘に甘ったれてはげしくまとわりつく。

 

 

▼お姉ちゃんのこと

 大分前から、ときおり自己主張というか反抗もすさまじく、娘の声も大きくなるが、それにともなって駄々をこねる勢いもすごくなる。

 いろいろなことを分かっているのだろうが、しばし言うことをきかなくなることがある。

 

 七五三の前日にそれ用の着物の着付けをした。

 初めは興味深そうに娘に従っていたが、そのうち遊びだして、そうなると遊びに夢中になり、晴着を着たまま飛びはねている。

 てんてこ舞いしながらも何とかやり終えた。

 

 七五三のお祝いから帰ってきて夕方わが家に参上。

 丁度相撲中継をしていて、いつもこういうのは興味深々で見ているが、取り組みで顔がぶつかり鼻血がたくさん出て胸に流れているのを見て、怖くなったそうで、娘宅に帰ってからしきりに言っていたそうである。

それほどい

 いつも我が家に来るのは楽しみにしているらしいが、じじばばお相撲見ているならいかないと言っていると聞いて、よほど怖かったのだろう。

 

 私たちにはそれほど思わないことが、こういう映像はインパクトが強いのだろう。いずれいろいろなことが分かっていくのだろうが。

 むしろわたしの方が鈍感になっている面もあり、素直な感性は大事にしたい。

 

 音楽などに対しても、楽しがる面白がるあるいは気持ちがいいというのは、見るからに生き生きしてくるし、ときおり「これ悲しいね、これ寂しいね」と言ったりしている。

 

 感性とは、一言でいうと「その子なりの感覚によって世界を捉える力」だと考えている。この場合の感覚というのは、「楽しい」「気持ちいい」「美しい」「不思議だな」「なんでだろうな」「変だな」「嫌だな」「怖い」などという全てのことで、どんな子どもでも生まれもっているものと言われている。