〇この症状の診察方式なのか、歩行状態、両足を揃えた立姿、手の動き、構音障害などを診てもらう。主治医によると特に変わっていませんとの見立て。
だが、自分の感覚としては、徐々にギクシャク度が増しているような気がする。
高価な薬は中枢神経に作用して運動失調症状に効能が有ると言われていて、朝晩のんでいるが、効き目はよくわからない。
一人ひとりに応じて効果は様々であろうし、当然副作用もあるだろう。だが、それ以上のことは判断できず、この主治医に任せている。それよりも筋力をつけることに気をおいている。トレーナーによってさまざまな見解があり結構面白い。
歩くなど体を動かすとき、今はこうすると意識が働き、状況に応じた緊張があるのだが、そうならないときがある。
元気な頃何気なく歩き動いていたことが当たり前のことではないのだと、歩き始めた孫を見ていても思う。
〇この1か月間に限っても、2度夜中にトイレで倒れそうになった。うまく便器に座れなかったのが原因だがタンクがあるのでひっくり返ることはなかったが、その音にビックリしたのか妻が飛んできた。
背中の辺りに痛みは残り、生傷も少しあったがたいしたことにはならなかったようだ。
普通に体を動かすとき、元気なころはほとんど無意識に近い状態でやっていたが、少し不安があるときは、一つ一つ注意するようになっている。
だが、何気ない動きにほとんど意識が向かないときもあり、その時に倒れやすいのだろう。夜中にトイレにいくときなど用を足すのに気がいっているので要注意だ。
脊髄小脳変性症に限らないが、転倒による寝たきり状態になることがもっとも危険であり、特に高齢者にとって筋肉の劣化が著しく、急速に衰える原因になる。また、高齢者に関していうと、転倒・転落で亡くなる人は、交通事故で亡くなる人の3倍以上と言われている。転倒が原因で骨折するなどし、要介護状態になる人も多い。介護関連の活動をしていたとき、細心の注意を払うところだった。