日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

◎孫の成長記録(姉2歳3ヶ月、弟5ヶ月)「わたし」で自分が深まっていく。

〇「わたし」で自分が深まっていく。 お姉ちゃんは行動範囲も広がり、エネルギシュに動き廻り、散らかし方もますます派手になる。 ことばも増え、自己主張が非常に強くなり、自分の思いを伝えたいという欲求も高くなって、「いや」という否定もはっきりいう…

◎もうろくの冬から(鶴見俊輔『敗北力』を読む)

〇『敗北力−−Later Works』は、2015年7月、93歳で死去した哲学者、鶴見俊輔さんの遺著ともいうべき本。 「Later Works=レイター・ワークス」は鶴見さん自身が書き留めていた言葉で「晩年の作品集」という意味合いになるのか。文芸評…

◎書評:増田望三郎(著)『安曇野で夢をかなえる』(安曇野文庫 Kindle版、2018)

〇我が家感覚のゲストハウス・安曇野地球宿の主宰として、市民共感の市政をしている安曇野市議会議員として、意欲的な社会活動を展開している実践者として、常々注目している増田望三郎氏の自伝『安曇野で夢をかなえる』を、この正月に読んだ。 本書は2016年…

◎2021年年頭に当たって、(「老い」や「病」と向き合う)

みなさま明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 ------ 〇病気の現状 2019年10月、脊髄小脳変性症と診断され、3週間ほど入院した。 その後の状況をみると、ますますひどくなりギクシャク度は増していて、ふらつきも頻度…