日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

◎東日本大震災後の中学生の育ち(NHKスペシャル「命と向き合う教室」から)

〇命と向き合う教室 昨日(29日)にNHKスペシャル「命と向き合う教室」をみた。『被災地の15歳の1年の記録』というサブタイトルだ。 番組紹介には、「東日本大震災から4年。宮城県東松島市の鳴瀬未来中学校の3年生82人が、1年間かけて授業で「命…

◎桂米朝の死去と立川談志

〇米朝さんも逝ってしもうた 「水仙花談志は死んだ完成す」(詠人知らず) 昨日、桂米朝さんの告別式が行われた。2011年の立川談志に続いての訃報で、私にとっても、貴重な人たちを失ったと思う。 私が落語を聞きだしたのは、1960年代前半の高校生の…

◎奥田知志講演(1)(2)

〇生活困窮者支援制度に向けて 3月21日に、島根県社会福祉協議会の研修会があり、NPO法人「抱樸(ほうぼく)」理事長の奥田知志氏から「生活困窮者における伴走型支援とは」の話を伺った。4月から生活困窮者支援制度がスタートする。それに向けての講…

◎情理を尽くして語る、書く(東日本大震災支援活動記録集から)

〇東日本大震災支援活動記録集から ​ 様々なところから、手紙、メール、機関誌などが送られてくる。私も手紙やメールで交信をしている仲間や知人もいる。今年から個人的にブログも作成し、考えていることなどを発信している。 そのなかで、最近心を動かされ…

◎安心感と信頼感に支えられる

〇 一月半ほど前に妻が帯状疱疹にかかり、疱疹そのものは薄れてきているのだが神経の痛みは消えていなくて、特に仰向けに寝るときに痛みが激しいので、眠りが浅くなるときがあるそうでスッキリしない日が続いている。 診察によると、特に処置はしないでいい…

◎東日本大震災 次代に繋ぐ

〇遺族代表の挨拶から 情報化社会で様々なニュースがはいってくるが、関心の向かないことはすぐに忘れるし、関心を覚えても身近に感じられないと、やがて風化してしまう。 東日本大震災についても、今の暮らし方を見直す座標軸としてとらえたいと思っても、…

◎受容はすべての出発点だと思う

〇思うままにならない苦しみをのりこえて 私たちはさまざまな観念、価値観をもって暮らしている。 何があろうとも、起こってくる感情はそれとして、一端はその状況を受け止め、平静な状態を保つことから物事に対処していけるのではないだろうか。実際の暮ら…

◎ありのままの自分を好きになる

〇自立生活センターの活動に触れて ​「自己肯定感」「自尊感情」について、自立生活センターの動きに触れる。 自立生活センターとは、障害者自らが福祉の担い手として、サービス事業を行うところ。どんなに障害があっても、施設や親の庇護の元で不自然な形で…

◎自己肯定感は自然治癒力を高めるのでは

〇誰でもがもっている自然治癒力 先日のブログに浦河べてるの家の人たちに「自己肯定感」を覚えると書いた。 福祉活動をしてきて、その人に「自己肯定感」「自尊感情」が、根底にあるかどうかが、ケアする、ケアされるときの大きな要となるなと思っている。 …