日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

◎フットリーディング(足裏療法+身体状態分析)を受ける

〇2017年11月9日「フットリーディング」をS女史から受ける

 知人の紹介でリフレクソロジストの島さんからフットリーディング(足裏療法+身体状態分析)をしていただく。

 ※リフレクソロジー(Reflexology)とは、反射療法とも呼ばれ、主に足の裏の特定部位(反射区)を押せば体の特定部位に変化が起こる現象を活用し、疲労の改善などをはかる療法である。普及初期には「足裏マッサージ」とも呼ばれていた。それを行う人はリフレクソロジスト(Reflexologist)と呼ばれる。一般的に足つぼマッサージと呼ばれているもののほとんどは欧米で補完療法のひとつとして用いられているリフレクソロジーという手技療法だ。

 

 足は第2の心臓と呼ばれ、心臓が全身に血液を送って健康を維持しているように、足裏も全身に刺激を与えて健康を維持している。

 足裏の反射区は、体の内部の器官に働きかける役目もあり、反射区を刺激することによって身体の状態および内臓の活性化に繋がり、血行が促進され症状を緩和改善することができる。また、足ツボの治療は、自律神経の働きを正常化し、交感神経と副交感神経の働きを整える効果があるともいわれている。

  人は自然治癒能力を生まれながら持ち合わせていて、身体に不調を感じたとき自らの力でより良き状態に戻そうとする。リフレクソロジーはそれを手助けし、その能力を活性化する療法といわれ、欧米ではかなり注目されている。その考え方や方式は、地域・国によって様々であり、療法を手がける人によっても違ってくる。

 

 リフレクソロジーは全般的に台湾式と英国式と違いがあり、さらに中国式、日本式などがある。

 Sさんは、台湾式をベースとして、脳波からくる周波数を読み取る作業が加わり、「フットリーディング」と名付けている。

 独自の手法なので、伝授していきたいが、これは熟年した経験がいることをしり、今は相伝していないと仰っていた。

 

▼今回は妻と二人で受けた。

「フットリーディング」をはじめる前に面接時間がとられ、「足裏にはその人独自の歴史、情報が記録されていて、今ある姿は、すべて今までの積み重ねで存在している。」という考え方に基づいて、私たちそれぞれの身体史や身体の現状を尋ねられたり説明したりすることから、随時、島さんの療法方式や考え方の懇切丁寧な説明が続いた。

  説明のポイントは大まかに次のようなものだった。

・足裏には、全身の骨格、筋肉、内臓、が立体的に縮小された状態で存在している。

・足裏には身体各部、内臓のそれぞれに対応した反射区域があり、そこを刺激することでの反応でその人独自の身体状況をつかむ。

・体の疲れている箇所の足裏の反射区には、老廃物がたまる。それが許容範囲を超えるとシコリになり、療法をするとかなりの痛みを出す。その痛みが脳に伝達されると、脳は血管をひろげ、疲れている箇所へ直接血流を流し〈栄養〉を送り、それが自然治癒力のメカニズムとなっている。

・老廃物の多寡に比例して痛みの強烈さが増してきて、悲鳴をあげたくなることも間々ある。

・身体の治癒力を働かせるために、細胞が伝達物質をだし脳に到達すると痛いと感じる。痛みの強い箇所は治癒力を出すため、かなり頑張っている正常な反応。反対に痛みがない場合は、物質を出せなくなっているか、脳まで伝達がいかない状態で、治癒力が働かないという問題のある状態。その場合それをほぐしながら痛みを覚えるようになるまですすめていく。

・その人の状態により、極度の痛みにはならないようにある程度の手加減を加え、身体の状況を説明しながら療法を進める。お聞きになりたいこと、痛みの状態など遠慮なく伝えてください。

 

▼療法中、足裏の各部を順次ぐりぐりされ、こいつはたまらないというような痛みも時折あり、それに対しての解説が随時あり、知人のアドバイスで妻に録音を取ってもらっていた。

終わったときは、ほっとするとともに爽快感があり、私のふらつく要因の一つである、姿勢・立ち姿のことも見てもらう。

妻の療法中は、Sさんの手技を見させていただき、たいしたものだなと感心しきりであった。

妻の小腸にあたる箇所をぐりぐりしたときに、妻は悲鳴とも苦しい笑いともつかぬような声をあげながら、「小腸さんごめんなさい」といっていた。そこから私たちの食生活の在り方に話は進んだ。