日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

福井正之『追わずとも牛は往く』

◎日々彦「詩句ノート」、福井正之『追わずとも牛は往く』から

〇福井正之『追わずとも牛は往く』第三章「夏 牛たち」ー乳牛との”格闘”より抜粋 「西守さん、うまく行かないのは牛が悪いと思ってるでしょう」 彼は人事だがなにかあると牛舎の助っ人に入ることが多い。図星だった。自分はどこまでも牛の自発的な動きを援助…

◎共同体は一つの大家族ともいえないか(福井正之『追わずとも牛は往く』から)

〇『追わずとも牛は往く』は、著者の40年ほど前の「北海道試験場」(「北試」―ヤマギシ会)の体験をふまえ、書き進められた。記録文学である。 この作品では、「北試」の体験をもとにした物語上の村『睦みの里』での、厳しいが豊かな自然・大地の中で、追わ…

◎福井正之『追わずとも牛は往く』-労働義務のない村でー書評

〇本書は、著者の40年ほど前の1976年から2年程の「北海道試験場」(「北試」―ヤマギシ会)の体験をふまえ、書き進められた記録文学である。 読むに従って、共同体とは何か? 労働とは? 人と人との生身の人間としての心の交流とは? など、ともに考えていく…

◎日々彦「詩句ノート」、福井正之『追わずとも牛は往く』

★新刊本 福井正之著『追わずとも牛は往く』概要紹介 大空と大地と牛と 夢太き人々 今からざっと40年前、〝ブラブラ酪農〟の噂を聞いた社会科教師。 何を血迷ったか職をなげうち、一家四人でそこへ飛び込んだ。 ところは北海道別海原野。 おまけにそこは給…