日々彦「ひこばえの記」

日々の出来事、人との交流や風景のなかに、自然と人生の機微を見いだせてゆけたら、と思う。※日々彦通信から一部移行。

吉本隆明

◎ひとりの〈ふつう〉の人として(吉本隆明についての覚書)

〇吉本隆明の「価値ある人間の原像」(改正再録) 吉本隆明に関心を持ち始めたのは、7年ほど前からである。 「老いの流儀」「老いの超え方」「幸福論」など老いの渦中にある自らの体験と実感をもとにしっかりと検証し、過去の思索に適宜言及しながら、「一人…

◎生きていることをうしろから見ていく視線(福島智の論考などから)

〇自らの背中を見つめる 能の世阿弥の言葉に、自分の姿を左右前後から、よくよく見なければならないという意の「離見の見」がある。自分の演じている姿を見る者たちのうちにおいて、よくよく見てみなければいけないという。実際には、眼は自分の眼をみること…

◎日々彦「詩句ノート」吉本隆明の詩『日時計篇』『転位のための十篇』など

〇吉本隆明の詩『日時計篇』『転位のための十篇』から 吉本隆明に関心があり詩もいくつか読んでみた。読み慣れていないことや表現が難しくよくわからないのが多く、実際あまり読みこんでいないのだが、その中で印象に残る二つの詩を記録しておく。また、吉本…