○『心なごみませ』から おんな組いのち―連載コラム(https://onnagumi.jp/home.html)に、山元加津子さんは『心なごみませ』を連載している。(※現在休止中)。 『心なごみませ』には養護学校時代のさまざまな子どもたちとの触れ合いが、よく語られている。 原…
○これは、原田大助さんの初めての詩画集で、この表題は、次の詩からのもの。 「さびしいときは 心のかぜです。せきして、 はなかんで やさしくして ねてたら一日で なおる」 「まえがき」に次の言葉がある。 「あのね、やさしいことは気持ちがいいです。夏の…
○友人のブログに促されて、なだいなだ氏の『娘の学校』と『続娘の学校』を読んだ。 両書は、作家・精神科医のなだいなだ(1929~2013)が、フランス人の奥様との間に生まれた四人の娘たちに語りかける形で書いたエッセイで、著者の代表作と言われている。常…
〇遊びで育つ 孫三人を見ていると遊びを通して育っているのを感じる。 友人の「感動体験としての「遊び・教育」の記録や花野が来年学校に入ることなど、(学校)教育について関心を寄せている。 「学校」について次のような記事をよく目にする。 《英語で学…
〇「この世に生きていることは結局、それだけで十分な奇跡なのだ。」マーヴィン・ピーク『ガラスの吹き工』(1950)〉との言葉がある。 何らかの機縁の重なりによって生まれてきた「ひとりの人」が、親をはじめ何人かの見守りで、ある程度順調に育っていくこ…
〇さまざま社会現象や知人、友人の近況に触れて、何がおこるのか、いつどうなってしまうのか分からないなということを改めて感じる。 近年、身近な知人や友人を見送ることが多く、最近長年交流していた同年代の友人がたて続けに亡くなり、自分も「死」を思う…
〇鏡文字について お姉ちゃんはボールペンで絵や字を書くことをよくする。 だが今は、ほとんど鏡文字になる。 鏡文字とは、たとえば「し」を「J」と書いたり、「の」が逆巻きになったりするなど、鏡に写したように反転してしまうこと。 日本だけでなく、世界…
〇はじめに 2022年5月末に要支援Ⅱに判定された。その後芦屋市の要支援対象の通所リハビリテーション施設(リハビリモンスター・以下Mとする)へ入所し訓練を始めた。 その少し前からの難病対象医療保険の「訪問看護サービス」(テオン・以下Tとする)を活用…
〇五行詩で著名な岩崎航氏の活動は、何があろうと心から支えてくれた両親がいた。 「僕にはもう夢も希望もないよ」 (岩崎航エッセイ集『日付の大きいカレンダー』より) 茫然と無感動な日々に流されていた頃、ぽつりと母に言ったことがあります。たんなる恨…
○今年もよろしくお願い申し上げます 今年の抱負は大きく2つあります。 1・自分の身体のこと 病状は昨年一年でだいぶ劣化したようです。それに加えてあちこち体の不具合があり、老化も確実にすすんでいます。それに伴って心がどのように変わってくるのか関心…
○はじめに 2019年10月、脊髄小脳変性症と診断され3週間入院した(甲南医療センター)。 退院後3か月毎に定期診断をしてそれ用の薬を処方してもらう。その後の状況をみると、ますます酷くなりふらつきも増して転んだこともある。 居宅では何とか一人…
〇「親性脳」について ヒューマニエンス「“親と子” “ギリギリ”の子育て戦略」によると、育児の負担が母親に偏りがちなことは今日では問題視されているが、それはある点では哺乳類の宿命だという。母親が子供を胎内で育てて、母乳を与えて育てるのは母親には…
〇最近子どもの育ちについて【「子育て」から「子育ち」へ】との言説がされるようになる。 「子育て」は(親が)子供を育てること。一方「子育ち」とは「子ども自身が、自らの力で心身ともに成長すること」「子ども自身が心身共に成長する力を自ら持っているこ…
〇親しくしている友人の死去や自らの病状の進み具合にともなって、「死」について考えるときがある。 先日ヒューマニエンス「"死の迎え方"ヒトの穏やかな死とは」をみる。 その番組の中で次のことが印象に残った。 死を迎えた人は、数年前から栄養や水分を与…
〇娘一家はインフルエンザに次々に直撃された。 昨年も孫たちが新型コロナに罹ったが、母親である娘に影響がなかったので、あまり大したことにはならなかった。 だが今回は、娘も熱が出て身体がだるかったようで、わが家で孫たちをみることになり、といって…
〇はじめに 2018年10月私にとって初めての孫が誕生。 その後、およそ2年おきに孫が生まれ現在三人となる。 娘一家は同じマンションの階下に暮しているので何かと接する機会がある。 私は孫の相手をするような身体の状態ではなく、孫の相手は殆ど妻がしてい…
〇遊びに来た友人からブログに連載している「たまゆらの記」の「たまゆら」の意味を聞かれた。 『広辞苑』などによると〈たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。 転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かす…
〇お姉ちゃんが五歳の誕生日を迎えた。 E・H・エリクソンの漸成的発達理論によると学童期に入る。 およそ弟と二年違い、妹と四年違いでそれぞれの育ちを複合的に見ることが できて面白い。 妹は乳児期から幼児前期へ、弟は幼児後期から学童期に入るのだろう…
※友人が、来年4月開所する予定の施設【放課後等デイサービス アイリス】のホームページを開設したことを機に、「放課後等デイサービス」のこと、子どもの健全な育ちについて改めて考えている。そのひとつの視点として参考になると思う。 〇〈子どもは、かわ…
○はじめに 友人が、来年4月開所する予定の施設【放課後等デイサービス アイリス】のホームページを開設した。 同時に、同じマンションに暮らし、何かと見守ることが多い三人の孫(姉5歳、弟3歳2ヵ月。妹1歳4ヵ月)の育ちを考える機会ともなる。 三人の孫の…
○「放課後等デイサービス アイリス」のこと すべての子どもが健やかに育つことを願って活動してきた知人が、来年4月開所する予定の施設【放課後等デイサービス アイリス】のホームページを開設しました。 そこに、新たな事業所の趣意をはじめ「放課後等デイ…
※私の「死」などについて8月15日のブログに簡潔に紹介した。 【「死」についてなど今の時点で私が考えていること。(たまゆらの記㊷)】 それにまつわることなど、少し詳しく述べた記録があるので、改訂再録する。 7年前の義母の3回忌で法事やお墓について述…
○1歳過ぎの孫・妹は少し歩き始めている。 伝え歩きから始まり、2~3歩となり、今はバランスをうまくとって10歩ほどになる。 見ていてたどたどしいが、何かと歩こうとしているのを感じる。 急ぐときはハイハイだが、やがてスタスタ歩くようになるだろう。 …
〇1歳2ヵ月になる孫は少し歩き始めるようにった。 私のようによちよち歩きだがバランスをうまくとっている。 急ぐときはハイハイだがやがてスタスタ歩くようになるだろう。 私の場合はますます酷くなると思うが、対照的に孫は日々しっかりしてくると思う。 …
〇8月5日前日の夜中から明け方にかけて右の肩甲骨の辺りが痛く、首を右に曲げるとかなり痛く、訪問看護のAさんに診てもらい軽い筋肉痛だろうと2.3日様子を見ることにした。 ところが痛みは1週間ほど続いた。痛み疲れもあるのか、その間はベッドに横になっ…
※先回身近な人に対して私の「死去」について今考えていることの要点を簡潔に書いた。 ここでは「死」にまつわることのいくつかを述べる。 〇死について 「死」には「わが人生の死」と「宇宙自然界の中での死」があると思っている。 「わが人生の死」について…
〇一週間前激しい痛みにおそわれ、今は少し落ちついた。 丁度息子や娘と話し合う機会がある。 主に私の病状と今後の展開、「死去」とそれに付随して連絡する人、葬儀やお墓のことなど私の考えを知っておきたいというもの。 こればかりはどうなるものでもない…
○友人のFBへの投稿でブログ『ちえとく』の記事「感情を爆発させる子どもを落ち着かせる たった1つの質問」を紹介していた。 その質問は、〈子どもが癇癪を起こした際、膝をついて子どもと目線を合わせ「すごく嫌なこと?それとも中くらい?それとも少しだけ…
◎最近の暑さは、以前とはだいぶ違っていると思っている。 特に今年の暑さは厳しく感じる。 気温の高い日や猛暑日が増えた要因として自然現象に加えて地球温暖化と都市化によるヒートアイランド現象などが関係しているだろうが、それが主原因かどうかはよく分…
○三人目の孫が一歳になった。 同じマンションの階下に暮していることもあり何かと関わっている。といっても対応するのは殆ど妻で、私は見ていることが多い。 私は「子放し」を標榜する特殊な共同体にいたので、1980年そこで娘は生まれたが、安直にそれ担当の…